
もくじ
ディスクグラインダは、便利で注意が必要な電動工具
これまでにも電動工具の便利さについてお伝えしてきましたが、その中でも特に使い勝手の良さで知られているのが「ディスクグラインダ」です。
ハイコーキ 電気ディスクグラインダ G13SH5
ディスクグラインダは、「ベビーサンダー」「ディスクサンダー」「サンダー」とも呼ばれる電動工具で、その歴史は1890年頃にまでさかのぼります。
本来は金属や材料の研磨や切削用の工具ですが、砥石を交換することで幅広い用途に対応できます。金属・コンクリート・石材・木材の切断や研磨、バリ取りなど、多様な現場で活躍しています。
シンプルな構造ゆえに扱いやすいディスクグラインダですが、その反面、安全を軽視した使い方による事故も増えています。
電動工具は、人の力では難しい作業を効率よく行える一方で、誤った使い方をすれば大きな事故につながるリスクもあります。
中でもディスクグラインダは、電動工具の中でも特に危険性が高い部類に入るため、使用時は保護具の着用が必須です。
カバーは必ず装着しましょう
ディスクグラインダを使用する際、最も注意が必要なのが「砥石カバー」です。
使用シーンによってはカバーを外した方が作業しやすく感じることもありますが、カバーを外した状態での作業は非常に危険です。必ず装着した状態で使用してください。
カバーにはいくつかの種類があり、使用する砥石の種類によって適したカバーが決まっています。
例えば、標準付属のカバーは研削砥石、ダイヤモンドカッター、サンディングディスクに対応していますが、切断砥石やチップソーには専用カバーが必要です。
これらはすべて、労働安全衛生規則の研削盤等構造規格に基づいた安全基準です。
切断砥石を使う場合、各メーカーが販売している専用の取り替えカバーに交換しないと、安全基準を満たしません。
また、チップソーについても、専用カバーを装着することで、安全にディスクグラインダで使用できるようになります。
参考商品:ナカヤ スパークバスター
このような専用カバーを使用すれば、切断砥石・ダイヤモンドカッター・チップソーもより安全に取り扱えます。
現場ではカバーを外して作業している光景も見かけますが、これは極めて危険な行為です。必ず正しいカバーを取り付け、安全対策を徹底してください。
ディスクグラインダは、パワフルで対応できる砥石の種類も多く、現場での作業効率を高めてくれる優れた工具です。
正しい知識と安全対策をもって使えば、手間削減やコストダウンにも大きく貢献します。
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