
もくじ
差筋アンカーをより速く、より簡単に
差筋アンカーは、既設コンクリートに新たなコンクリートを打設する際、両者を一体化させるために用いられる「あと施工アンカー」の一種です。従来の差筋に代わって使用されることが多く、施工の省力化に貢献しています。
ただし、差筋アンカーは本来の鉄筋差し込みに比べて強度が劣るため、構造計算上使用できない場合もあります。それでも、コンクリートの土間にブロック塀を立てる際や、塀をしっかり固定する用途では多く採用されています。
初期の施工方法では、メネジタイプのアンカー(ホールインアンカー、ホークカットアンカー、グリップアンカー、ストロングアンカーなど)を設置し、端部にねじ加工された異形鉄筋をねじ込む形式が一般的でした。
その後、より簡単に施工できる方法として、アンカー拡張部と異形鉄筋を一体化した「スリーブ打込み式差筋アンカー」が登場しました。この製品は、アンカーと鉄筋が一体型のため、現場への持ち込みが簡単で、施工性に優れたアイテムです。
しかしこのタイプは、専用の打ち込み棒が必要な点が、現場の職人にとっては負担となっていました。
こうした背景から誕生したのが、打ち込み棒が不要で、かつ安定した固定力を持つ「本体打ち込み式差筋アンカー」です。異形鉄筋とアンカー拡張部を溶接で一体化した構造により、施工効率が格段に向上しました。
簡単施工!ワンタッチ式差筋アンカー
この新型アンカーは、穴を開けたあとに製品を差し込み、鉄筋の頭を叩くだけで簡単に固定できます。専用の工具が不要なため「ワンタッチ式差筋アンカー」とも呼ばれ、現在では差筋アンカーの主流となっています。
<岡部 ワンタッチBDアンカー BD-13×600>
削孔径:
– D10 → 14.5mm
– D13 → 18.0mm
– D16 → 22.0mm
施工数が多い現場では、やや大きめの孔が必要になりますが、それでもその使いやすさから、あらゆる現場で採用されています。
さらに近年では、施工スピードと効率を追求し、鉄筋とほぼ同じ太さの削孔で取り付けられる新製品も登場しました。
– D10 → 10.5mm
– D13 → 13.5mm
– D16 → 16.5mm
削孔径が小さいため、施工時間は従来品の約1/2~2/3。削孔作業が軽減されることで、作業効率が大幅に向上します。
この細径タイプのワンタッチ差筋アンカーは、まだ普及途上ですが、施工スピードを重視する現場にとっては非常に有利な選択肢です。製品単価はやや高めですが、トータルの施工コストを抑えられる可能性があります。
「だまされたと思って一度試してみてください。きっと次も使いたくなります。」
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